【1月19日 AFP】(一部更新、写真追加)日本航空(Japan AirlineJAL)と子会社2社は19日、会社更生法の適用を申請した。約1万5000人の削減を含む経営再建が始まる。

 負債総額は約2兆3200億円に上る。東京商工リサーチ(Tokyo Shoko Research)によれば、金融機関を除くと戦後最大の負債総額だという。

 東京証券取引所は、2月20日までに日航株式が上場廃止されることになると発表した。

 企業再生支援機構は、日航に3000億円規模の公的資金を出資。また、政策投資銀行とともに6000億円規模のつなぎ融資を実施する。

 日航は全人員の30%にあたる約1万5600人の削減を実施する。利用者に対しては、運航や営業に支障が出ることはないと説明しており、会社更生法のもとで迅速な再建を進め、再び世界の航空業界をけん引する航空グループへの生まれ変わりを目指す。(c)AFP/Daniel Rook