【1月15日 AFP】(一部訂正)財政赤字の拡大から深刻な経済危機に陥っているギリシャのジョージ・パパコンスタンティヌ(George Papaconstantinou)経済・財務相は14日、緊急財政再建計画の内容を明らかにした。計画は15日に欧州委員会(European Commission)に提出する。

 この計画は財務状況の安定、および国際的な、とりわけユーロ加盟国間での信用の回復を目指すことが目的とされており、同日アテネ(Athens )で開かれた記者会見で計画を明らかにしたパパコンスタンティヌ経済・財務相は、「わが国は可能な限りあらゆる手段を用いて目的を達成する」と語った。

 計画によると、ギリシア政府は本年中に税制改革と財政赤字の削減を実施し、およそ103億ユーロ(約1兆3600億円)の追加税収を得て、2012年までに財政赤字を国内総生産(GDP)の2.8%まで削減することを目指す。

 前年の財政赤字はGDPの12.7%に達していた。(c)AFP