【1月13日 AFP】政府と企業再生支援機構は13日、京セラ(Kyocera)創業者の稲盛和夫(Kazuo Inamori)名誉会長(77)に日本航空(Japan AirlinesJAL)の最高経営責任者(CEO)への就任を要請、稲盛氏は受諾した。

 日本航空の支援を検討している企業再生支援機構の幹部は、稲盛氏に日航CEOへの就任を要請。稲盛氏は、鳩山由紀夫(Yukio Hatoyama)首相とも会談した。

 稲盛氏は首相と会談後、記者団に「企業再生支援機構の再生計画を着実に実行できれば(日航は)再生可能だ」と述べた。無給で働く考えだという。また、「国のシンボルである日航というより、社員の幸せのためにやりたい」と語った。

 鳩山首相は、稲盛氏が最適任者だと評価し、「日航の再生は日本経済の再生にも深く関わっている」と記者団に述べた。また、首相は、稲盛氏の「経営手腕、社員に愛される企業を育ててきた手腕を高く買っている」と語った。(c)AFP