【1月12日 AFP】ベネズエラのウゴ・チャベス(Hugo Chavez)大統領は11日、首都カラカス(Caracas)の仏小売チェーンExito系列のスーパーマーケットが「不正行為」を行った疑いがあるとして、国軍が出動して同スーパーを強制閉鎖したと発表した。

 チャベス大統領は8日、ベネズエラ通貨ボリバルの切り下げと、輸入品目によって異なる為替レートを使用する制度の導入を11日から実施すると発表。10日には、通貨切り下げに乗じて不当な価格つりあげを行った店には国軍を派遣し、店を接収すると警告していた。

 それでも、通貨切り下げに対する市民の不安は根づよい。

 カラカスで電気店を営む男性によると、店の前ではパニックに陥った市民らが長い列をつくり、通常の3倍の売上げがあったという。

 一方、あるシステム・アナリストは、通貨切り下げによる価格高騰を懸念し、以前から目を付けていたテレビを買ったと明かした。

 経済評論家らは、チャベス大統領の狙いは9月の選挙を前に、消費者の購買力を増すことにあるとみている。だが、通貨切り下げはベネズエラ経済には大きな打撃となる可能性があるとも指摘している。(c)AFP/Beatriz Lecumberri


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