【12月20日 AFP】(一部更新、写真追加)ロシア初の高速列車「サプサン(Sapsan)」の営業運転が17日に始まった。最高時速は250キロ。約600人を乗せて従来4時間30分かかっていたモスクワ(Moscow)-サンクトペテルブルク(St. Petersburg)間を3時間45分で結ぶ。

 サプサンはロシア語でハヤブサという意味。車両はドイツのシーメンス(Siemens)が製造した。

 同じ路線を走るネフスキー・エクスプレス(Nevski Express)が先月27日に爆弾攻撃を受け、27人が死亡して間もないため開業式典は静かに行われた。事件当時、試験走行でたまたま現場近くにいたサプサンも救助活動に参加し、数百人の負傷者を搬送した。

 19日にはウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相もサプサンに乗車し、鉄道の旅を楽しんだ。(c)AFP