【12月4日 AFP】フランスで3日、ルーブル美術館(Louvre Museum)やベルサイユ(Versailles)宮殿などパリ(Paris)周辺の観光名所の従業員らがストライキ入りし、施設が閉鎖された。

 ストライキは前週、仏政府が打ち出した文化省管轄の公共施設の従業員削減策に反発した7つの労働組合が呼びかけたもの。一部施設では2日からストが始まったが、同日夜に労組側とフレデリック・ミッテラン(Frederic Mitterrand)文化・通信相との交渉が決裂し、3日になって拡大した。

 3日までに閉鎖されたのは、ルーブル美術館、ベルサイユ宮殿のほか、ノートルダム大聖堂(Notre-Dame Cathedral)、凱旋門(Arc de Triomphe)、オルセー美術館(Musee D'Orsay)など。ポンピドー・センター(Pompidou Centre)は11月23日から閉鎖されたままだ。

 ストは4日も続く見込みで、クリスマス休暇の行楽シーズンを目前に、パリの観光産業に大きな打撃となる恐れが出ている。(c)AFP