【11月8日 AFP】英国北部のセントアンドルーズ(St Andrews)で開催された20か国(G20)財務相・中央銀行総裁会議は7日、共同宣言を採択して閉幕した。今回の会議では新たな経済危機を防ぎ、均衡ある長期的な経済成長のため各国の経済政策を相互監視する新たな枠組みなどについて合意した。

 G20各国は、9月に米ピッツバーグ(Pittsburgh)で開かれた首脳会議で相互監視の枠組みを作ることで合意していた。これを受け2010年11月までを4段階に分けた相互監視の工程表が作られた。

 これによるとG20は2010年1月末までに「国/地域の政策の枠組み、計画、予測」を策定し、4月に国際通貨基金(International Monetary FundIMF)と世界銀行(World Bank)の分析も使って各国の政策がG20で共有された目標に合致しているか初期段階の相互評価を行う。その後、6月のG20首脳会議に政策の選択肢を提示し、11月のG20首脳会議でさらに詳細な相互評価を行い、「より詳細な政策勧告」をするとしている。(c)AFP