【10月6日 AFP】6日の東京外国為替市場は、「アラブ諸国が原油取引のドル建て取引をやめることを検討している」と報道されたことや、米国で当面低金利が続くとの見通しなどからドルが下落、一時1ドル=88円86銭までドル安が進んだ。ドルは対ユーロでも下落し、前日の1ユーロ=1.4648ドルから1ユーロ=1.4743ドルとなっている。

 英インディペンデント(Independent)紙(電子版)は6日付けで、アラブ諸国の関係筋および香港にいる中国の金融関係者の話として、アラブ諸国が原油取引のドル建て取引をやめることについて、域外の国々と秘密交渉していると伝えた。また、同紙によると、アラブ諸国が円などを含む通貨バスケットへの移行を検討しているという。(c)AFP