【9月28日 AFP】中国商務省は27日、米国から輸入された鶏肉製品に対する反ダンピング(不当廉売)・反補助金調査を正式に開始したと発表した。国内鶏肉業者からの求めに応じて2週間前から行っていた予備調査の結果、調査する根拠があると判断したとしている。

 中国は13日、米政府が中国製タイヤにセーフガード(緊急輸入制限)を発動したのは保護主義だと批判し、米国製鶏肉のダンピング調査を行う構えを示していた。

 中国の国営新華社(Xinhua)通信によると、米国は中国向け鶏肉製品の最大輸出国で、2009年上半期に輸入された40万7000トンのうち90%を米国製品が占めるという。(c)AFP