【9月24日 AFP】米連邦準備制度理事会(Federal Reserve BoardFRB)は23日、米連邦公開市場委員会(Federal Open Market CommitteeFOMC)後の声明で、米経済は長引く不況から抜け出しつつあるとの判断を示した。主要政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標は、現行の年0~0.25%に全会一致で据え置いた。

 FOMCは声明の中で、経済情勢の弱さが「FF金利の例外的な低水準を今後も継続する理由となる」とした。その一方で、金融市場や住宅市場が回復する中、「経済活動は厳しい状態から上向きになりつつある」との認識を示した。

 FOMCはまた、住宅市場などへの資金供給を狙い1兆ドル(約91兆円)以上の規模で行われている住宅ローン担保証券(MBS)やその他の債権の購入について、2010年第1四半期まで継続する方針を決めた。(c)AFP/Rob Lever