【8月25日 AFP】米出版大手リーダーズ・ダイジェスト・アソシエーション(Reader's Digest Association)は24日、日本の民事再生法に相当する連邦破産法11条の適用を申請し、経営破たんした。すでに主要債権者とは、債務圧縮などで合意しており、今後は、同法のもとでの再建を目指す。

 破産法11条の適用は米国内での事業のみが対象で、海外事業には適用されないという。

 破産法申請に先立ち、リーダーズ・ダイジェストは前週、債務16億ドル(約1500億円)の大部分を株式に転換し、同社の所有権を債権者団体に移譲する方針を発表している。この結果、リーダーズ・ダイジェストが抱える負債は5億5000万ドル(約517億円)程度となる見通し。

 同社の総合月刊誌「リーダーズ・ダイジェスト(Reader's Digest)」は、発行部数では世界最大とされる。(c)AFP