【8月22日AFP】ドイツのルッコラ生産者が倒産の危機に直面している。ハノーバー(Hanover)近郊のスーパーマーケットで前週、見た目はルッコラに似ているが毒を含むこともある植物サワギクが見つかり、大騒ぎとなっているのだ。農業従事者団体DLRが19日明らかにした。

 ラインラント・プファルツ(Rhineland-Palatinate)州のDLR関係者はAFPに対し、「生産者はもうだめだ。市場は完全に崩壊し、ここ8日間は何も出荷していない」と窮状を明かした。

 ルッコラの販売を中止した小売チェーンもあり、DLRによるとこの件による生産者の被害総額は約50万ユーロ(約6800万円)にのぼるという。(c)AFP