【6月1日 AFP】米自動車最大手ゼネラル・モーターズ(General MotorsGM)は1日、ニューヨーク(New York)の連邦破産裁判所に、米連邦破産法11条の適用を申請し、経営破たんした。60日から90日以内に規模を縮小し、「新生GM」として再生を図る。

 GMは政府から数百億ドルの追加支援を受け再建手続きを開始するが、労務費の削減や、50%の債務削減などですでに関係者などの合意を取り付けている。

 米政府関係者らはGMの再建手続きについて、同じく経営破たんし、週内に再建手続きが完了する見込みの同業3位クライスラー(Chrysle)と似たものになるだろうと語った。ただし、GMはクライスラーに比べかなり規模が大きく、組織も複雑な国際企業であるため、手続きに時間がかかるとみられている。

 バラク・オバマ(Barack Obama)大統領は日本時間2日午前0時55分から記者会見し、米自動車業界の現状について説明する。(c)AFP