【5月13日 AFP】欧州連合(EU)の欧州委員会(European Commission)は13日、半導体最大手の米インテル(Intel)が、半導体市場で主要な競合企業を排除し、EU競争法に違反したとして、独占禁止法違反としては過去最高の10億6000万ユーロ(約1400億円)の巨額制裁金支払いを命じた。

 インテルはこれを不服として、欧州司法裁判所に提訴する方針を示しており、米マイクロソフト(Microsoft)と欧州連合との数年間に及ぶ法廷闘争に続いて、独占禁止法をめぐる新たな欧米間の闘争が巻き起こることになりそうだ。

 欧州委員会によると、インテルは、違法なリベートを提供して、コンピューターの中央演算処理装置(CPU)市場から競合企業を排除しようとした。米カリフォルニア(California)州に拠点を置くインテルは、過去5年間にわたり市場で70%のシェアを占めている。(c)AFP/Leigh Thomas