【4月3日 AFP】米労働省が2日に発表した失業関連統計(週報:季節調整値)によると、米国で失業手当受給者の累計が史上最高の580万人近くに達し、景気後退の打撃を受けた米労働市場がさらに悪化していることを示した。

 同週報によると、3月15日から21日の週に失業手当を受給した人の総数は、前週から16万1000人増えた572万8000人で、統計が始まった1967年以来、最も多い人数となった。

 同じ週の失業保険加入率は、前週から0.1%多い4.3%増で、1983年5月以来の最高値となった。
 
 労働省週報は、失業手当の申請者数をまとめたもので、アナリストは、3日発表される3月の非農協部門の就業者数も厳しいものになるとみている。(c)AFP/Veronica Smith