【3月26日 AFP】国際通貨基金(International Monetary FundIMF)のドミニク・ストロスカーン(Dominique Strauss-Kahn)専務理事は25日、米ドルに代わる新たな基軸通貨の創設に関する議論は「合理的」であり、「今後数か月以内に実施される可能性がある」との認識を示した。

 ドミニク・ストロスカーン(Dominique Strauss-Kahn)専務理事は、仏議員らとの会合後の記者会見で、「新たな基軸通貨について議論することは全く道理にかなっている」と述べ、数か月以内に協議が行われるだろうとの見方を示した。

一方、ティモシー・ガイトナー(Timothy Geithner)米財務長官は同日、ドルの立場を擁護。「ドルは引き続き基軸通貨で、それはこれからも長く続く」と主張した。

 これに先だって、中国人民銀行(中央銀行)の周小川(Zhou Xiaochuan)総裁は今週、IMFの特別引き出し権(Special Drawing RightsSDR)を基軸通貨として機能させる提案を行っている。(c)AFP