【2月16日 AFP】(一部更新)内閣府が16日発表した2008年10-12月期の国内総生産(GDP)は年率換算で12.7減%と、1974年以来の大幅な減少となった。

 景気が後退し輸出と工業生産が落ち込んだことを受け、10-12月期のGDPは前四半期(08年7-9月期)比3.3%減と、3四半期連続のマイナス成長となった。

 世界的な不況で日本製の自動車や電子製品への需要が落ち込んだことを反映し、輸出は前四半期比13.9%減少した。企業の設備投資は5.3%、個人消費は0.4%減少した。

 08年10-12月期のGDPの減少幅が過去35年間で最悪という結果を受け、与謝野馨(Kaoru Yosano)経済財政担当相は16日午前の記者会見で「戦後最大の経済危機だ」と述べた。

 同相は、自動車、機械、IT機器の輸出に大きく依存してきた日本経済は、世界的な経済危機により文字通りボロボロの状態だと語った。(c)AFP