【2月15日 relaxnews】米コーヒーチェーン大手スターバックス(Starbucks)が自社ブランドのインスタントコーヒー「Via」の発売を検討している。

 スターバックスはインタントコーヒー市場への参入についてコメントを控えているが、広告専門誌「アドバタイジング・エイジ(Advertising Age)」は12日、スターバックスの幹部3人がこのうわさを肯定したと伝えている。同誌によると、インスタントコーヒーの販売はハワード・シュルツ(Howard Schultz)社長兼最高経営責任者が長年温めてきた計画だという。

 同社は3月からスターバックス・カフェでインスタントコーヒーViaを試験的に販売するという。スーパーでも販売するかは現在のところ不明。スターバックスは、粉砕したコーヒー豆はすでにスーパーマーケットで販売している。

 スターバックスによる正式発表は16日以降となる見通し。詳しい情報は3月18日の同社株主総会で明らかにされるとみられる。

 アドバタイジング・エイジ誌は、「新商品は高級コーヒーが売れにくい現在の経済状況にマッチしているが、Viaは時代のすう勢に合っているだけではない。スターバックスは、店舗で提供するコーヒーに近い味と香りを持つインスタントコーヒーを時間をかけて開発してきた。同社がマーケティングで着眼したポイントもそこにありそうだ」と指摘している。(c)relaxnews