【2月12日 ActiPress】トムソン・ロイター・ジャパンと朝日新聞社、ソネット・メディア・ネットワークスの3社は12日、オンライン広告の共同販売サービス『ビジネスプレミアムネットワーク』を4月から開始すると発表した。

 『ビジネスプレミアムネットワーク』は、ビジネスパーソンや経営者、富裕層をターゲットに、競合の枠を超えて「ロイター.co.jp」や「asahi.com」のほか複数の報道機関や出版社のメディアサイトが連携するアドネットワーク。最大で月間1億PV規模、3000万人のユーザーに向けて広告を発信する。

 サービス開始時には、「ロイター.co.jp」「asahi.com」「AFPBB News」「jiji.com」「ダイヤモンドオンライン」「東洋経済オンライン」「プレジデントロイター」「CNN.co.jp」が参加する予定。ユーザ属性は、男性が全体の82%、40歳以上が全体の70%、年収1000万円以上が全体の20%以上、上級管理職以上のポストが全体の23%以上を占める。

 トムソン・ロイター・ジャパンの楠山健一郎(Kenichiro Kusuyama)マーケッツ・ディビジョン・ジェネラル・マネージャーは「自社コンテンツを配信している、ブランド力と歴史を持つ媒体のみをパートナーとして選んだ。専門サイトとしての独自性を活かすことで一石を投じられれば」と語る。

  朝日新聞社の大西弘美(Hiromi Ohnishi)デジタルメディア本部長は「既存のメディアにとって厳しい時代がきているが、ライバル同士が壁を越え協力することで業界の新しい風になれば」と語った。

 『ビジネスプレミアムネットワーク』は2月12日より販売開始。初年度の売上は、3億円を目指す。(c)ActiPress