【1月29日 AFP】米航空宇宙機器大手ボーイング(Boeing)は28日、世界的な景気悪化を受け、2009年中に1万人の人員削減を行う方針を明らかにした。

 ジェームズ・マックナーニ(Jim McNerney)最高経営責任者(CEO)によると、この数字は世界中の従業員数の約6.25%に当たり、自然減や定年退職、レイオフを通じて行われる。また、1万人には先に発表された民間航空機部門の4500人が含まれるという。

 同社が合わせて発表した2008年10-12月期決算は、最終損益が5600万ドル(約50億円)の赤字だった。

 また、ボーイング社は同日、世界経済が急速に減速する中、次世代中型機「787型ドリームライナー(787 Dreamliner)」の発注が初めてキャンセルされたと発表した。15機の発注がキャンセルされたが、発注元については明かされなかった。(c)AFP