【1月20日 AFP】非鉄大手の三井金属(Mitsui Mining and Smelting)は20日、国内外の関係各社あわせた総従業員数の5分の1に当たる4000人を、9月末までに削減する方針を発表した。

 同社では正社員で早期退職者を募り、派遣労働者も削減する。金属需要が低迷し、価格が下落したことなどが理由で、最終製品のメーカーに端を発した経済的苦境が、素材産業にまで広がった。

 三井金属は09年3月期の業績が、当初予測の50億円の黒字とはほど遠い、純損益350億円の赤字に落ち込むと見込んでいる。

 国内企業は景気後退に対処するため過去数週間で、派遣労働者や契約労働者を中心に大量の人員削減を相次いで発表している。(c)AFP