【1月12日 AFP】これまで大型車が人気だった米国で、ドイツ自動車大手ダイムラー(Daimler)の小型電気自動車「スマート(Smart)」の売れ行きが好調だ。

 米国での「スマート」販売契約権を持つ米自動車販売大手、ペンスキー・グループ(Penske Group)のロジャー・ペンスキー(Roger Penske)会長によると、「スマート」の米国内販売を本格的に開始したのは2008年2月だが、すでに米市場の売り上げはドイツ、イタリアに次いで世界第3位を達成。予想以上の人気で、同社の売上台数は当初目標の1万6000台を8000台以上も上回ったと話す。

 前年秋以来の米経済の低迷で米自動車市場は販売が落ち込み、多くのディーラーのショールームが閑散するなか、「スマート」の購入は現在、6か月待ちの状態だ。購入待ちリスト顧客の55%はインターネットを通じて99ドル(約9000円)の手付金を支払っており、これらの顧客への商品納入が優先されるという。(c)AFP