【12月15日 AFP】日銀が15日発表した12月の企業短期経済観測調査(短観)は、大企業製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)がマイナス24となり、2002年以来の低水準となった。9月の前回調査時からは21ポイント下げた。

 3か月後の先行きはマイナス36で、業績の見通しは一段と悪化している。DIは景況感が、「良い」と回答した企業の割合から「悪い」と回答した割合を引いた値。

 08年度の経常利益計画は前年度比24.2%減、同売上計画は同0.9%増となった。

 設備投資額は、全産業平均で前年度比0.2%減で、近年続いていた積極的な設備投資が歯止め傾向にある現状が明らかになった。(c)AFP