【12月4日 AFP】欧州中央銀行(ECB)は4日、主要政策金利を0.75%引き下げ、年2.50%にすることを決めた。設備投資や個人消費を促進し、更なる景気悪化を回避するため大胆な行動をとった。

 ECBの利下げは過去2か月で3度目。

 英国では深刻な景気後退に直面している徴候が濃厚になるなか、英中央銀行のイングランド銀行(Bank of England)も、政策金利を1.0%引き下げ、年2.0%とした。第2次世界大戦以来の低水準となる。1930年代の大恐慌に比較される景気失速への転落速度を遅らせるため、同行は11月にも1.50%の利下げを行っている。

 また、スウェーデン中央銀行も、世界金融危機による「生産と雇用の落ち込みを緩和するため」主要政策金利を1.75%引き下げ、2.0%とすることを決めている。(c)AFP