【11月21日 IDO Securities】 昨日は、米週間新規失業保険申請件数(54万2000件と、1992年以来の高水準)や、10月の米景気先行指数(前月比0.8%低下と事前予想(同0.6%低下)を下回る)、11月のフィラデルフィア地区連銀景況指数(マイナス39.3と事前予想(マイナス35.0)を下回る)などに加え、米自動車大手3社に対する支援策に関する審議が行き詰ったことなどから、株安・ドル安・商品安に。リスク資産は全て手仕舞われるような展開となった。VIXインデックスも、リスク回避姿勢が再び大きく高まってきていることを反映して、引け値ベースで過去最高を更新。
ここにきての株価下落・原油急落を受けて、Fedは12月と来年1月に利下げ実施、ゼロ金利政策を採る可能性もあり、ドル円の下落圧力は高まる方向に。デレバレッジングが続く中、ドルは円以外の主要通貨に対しては強含む展開が続いているが、デレバレッジング一段落後は、ゼロ金利政策は米経常赤字のファイナンスを困難にするため、大幅なドル下落リスクを秘めている点には注意したい。
(投資情報部 菊川弘之)
NPO法人日本テクニカルアナリスト協会検定会員(CFTe)ラジオNIKKEI(加藤ゆり(ミス東大)の経済教室)をはじめ、時事通信等でアナリストの目、テクニカル分析情報を掲載。ブルームバーグTV、日経CNBCなど多数のメディアにも出演中。商品先物関係のアナリストとして著名だが、日経平均先物オプション取引や外国為替取引の分析でも定評がある。
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