【11月21日 AFP】英フィナンシャル・タイムズ(Financial Times)紙は20日、米自動車大手クライスラー(Chrysler)が、米自動車メーカーへの250億ドル(約2兆4000億円)の追加融資法案が議会で承認され次第、ゼネラル・モーターズ(General MotorsGM)との合併協議の再開を望んでいると報じた。

 同紙は匿名の「協議に近い人物」の話として両社の協議は「非常に低調」に続いているものの、救済策が承認されれば「すぐに」前進するだろうと報じた。

 前月の報道によると両社はGMによるクライスラー買収を目指し協議していたが、今月に入ってGMが「差し迫った流動性の問題」に集中するとして協議を中断していた。

 GM、フォード(Ford)、クライスラーの米自動車大手3社(ビッグスリー)首脳は今週、米議会に対し金融危機を乗り切る支援策として、公的資金から新たに250億ドルの政府融資を求めている。(c)AFP