【11月18日 AFP】2008年のボジョレー・ヌーボー(Beaujolais Nouveau)の解禁が20日に迫る中、日本の飲料各社は17日、値上がりに加えて金融危機の影響で、売り上げは2年連続で減少するとの見方を示した。

 ボジョレーの解禁日は伝統的に「11月の第3木曜日」に設定されるが、日付変更線に最も近い日本が、世界に先駆けていち早く賞味できる。

 アジア最大の経済国である日本は、ボジョレーの世界最大の輸入国でもある。しかし、景気後退の影響で、今年は買い控える人が多いのではと予想されている。

 飲料大手アサヒビール(Asahi Breweries)は、今年の売り上げを前年比20%減の648万本と見込んでいる。日本人の味覚がより洗練され、ワイン選びにもうるさくなった結果、ボジョレーの人気が低迷してきているとの見方については、同社の広報担当者は否定的で、販売店が近年、過剰な在庫を抱えていることが輸入減少の一因とみている。

 国産食品・飲料の輸出を促進する仏政府機関「フランス食品振興会(Sopexa)」によると、2007年の日本国内での売り上げは、ユーロ高が響き、前年から20%減の826万本だった。  

 酒造業メルシャン(Mercian)は、現在の景気低迷の影響は、徐々にワイン消費にも及んできていると言う。折りしも日本政府は17日、景気が7年ぶりに後退局面に入ったことを公式に認めた。

 同社は、売り上げ減の背景には、小売業者の戦略の変化もあると指摘する。年末商戦に向け、スパークリングワインやシャンパンの販売を早めたいがために、ボジョレーの販売期間を短縮する傾向が出てきているという。

 今年の1本あたりの値段は約3000円と、去年の2500円から値上がりしている。注文が6月に行われ、当時はまだユーロ高が続いていたためだ。

 ユーロ安の恩恵は2009年発売分から反映されることから、Sopexaは、来年には売り上げが回復すると予想している。(c)AFP