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【11月14日 IDO Securities】昨日は、NYダウの8000ドル割れを受けて、ドル円は95円台前半に下落したが、引けにかけてNYダウが急反発すると円が主要通貨に対して全般的に下落、ドル円も98円台を回復した。また、BoEインフレレポート以来、ポンドの弱さが目立っており、ユーロ/ポンドはユーロ導入以来の高値を更新した。
米新規失業保険申請件数は51.6万件に増加と事前予想を上回り、9.11事件直後とほぼ同様の水準。新規失業保険申請件数の一段の増加は、11月の非農業部門雇用者数が再び大幅に減少する可能性が高いことを示唆している。ドイツの2008年第3四半期GDP速報が、予想コンセンサスを下回る前期比▲0.5%となって、2四半期連続のマイナス成長を記録。リセッション入りが正式に確認された。ドイツの景気後退は、2003年上半期以来5年ぶり。昨日のNY株価は反発したが、発表された各経済指標は世界経済の減速が加速していることを示しており、景況感悪化を受けての「リスク回避姿勢→円上昇」の流れは当面継続するか。
週末、G20金融サミットが行われ、(1)財政・金融政策面での国際協調、(2)IMFなどの国際機関の機能強化、(3)金融機関、格付け会社に対する監視体制の強化、時価会計基準、自己資本規制の見直しなどが議題となる見通しだが、オバマ次期大統領は出席しない事が決まっており、市場が期待する有効な施策が打ち出せなければ、金融システムに対する不安感は一服しているものの、実体経済の悪化を織り込む格好で、再び「株安、円高」の流れが再開する可能性も想定しておきたい。
(投資情報部 菊川弘之)
NPO法人日本テクニカルアナリスト協会検定会員(CFTe)ラジオNIKKEI(加藤ゆり(ミス東大)の経済教室)をはじめ、時事通信等でアナリストの目、テクニカル分析情報を掲載。ブルームバーグTV、日経CNBCなど多数のメディアにも出演中。商品先物関係のアナリストとして著名だが、日経平均先物オプション取引や外国為替取引の分析でも定評がある。
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