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「天井3日底100日」

  • 2008年11月11日 11:47 発信地:東京
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依然、高水準(C)アイディーオー証券株式会社

【11月11日 IDO Securities】昨日は、アジア時間からLDN時間にかけては、中国政府による景気刺激策(2010年末までの総投資額4兆元。年内にまず1000億元を投資)を好感してアジア・欧州株が堅調に推移する中、円は主要通貨に対して弱含み、ドル円は99円台半ばに上昇したが、NY時間に入ると、GM株の急落や米家電小売2位のサーキット・シティーの破綻などを受けてNY株式市場が反落に転じ、円は主要通貨に対して反発、97円台に下落した。
 昨晩は、サーキット・シティー破綻が米株反落の一因となったが、日本では1999年に大手行に対する公的資本の注入が実施された後に大型倒産が相次いだ。今後も企業業績の急激な悪化や企業倒産に関連するニュースは、増加する可能性がある。また、オバマ新政権の閣僚人事発表は今週中には行われず、週末に開催される金融サミットへのオバマ次期大統領の出席も見送られる見通しで、市場の期待感が肩透かしになった格好だ。 
 金融安定化策や各国中銀による潤沢な流動性供給を背景に金融システム不安は最悪期を脱し、パニック的な売りは一段落したものの、各国の実体経済が悪化する中、当面は、投資家のリスク回避姿勢が大きく減ずることはないと思われる。VIXインデックスは、ピークからは低下したものの、依然としてロシア危機やITバブル崩壊後の水準を上回っており、落ち着きを取り戻したと言うには程遠い状況だ。
 急激な下げトレンドは一服も、V字型で反騰する地合ではなく、「天井3日底100日」の格言通り、世界の株式市場は、底練り期間へ移行していくこととなるか?各市場ともボラティリティは高いが、明確なトレンド発生には繋がっておらず、短期的には逆張り主体の投資戦略を考えたい。

(投資情報部 菊川弘之)
NPO法人日本テクニカルアナリスト協会検定会員(CFTe)ラジオNIKKEI(加藤ゆり(ミス東大)の経済教室)をはじめ、時事通信等でアナリストの目、テクニカル分析情報を掲載。ブルームバーグTV、日経CNBCなど多数のメディアにも出演中。商品先物関係のアナリストとして著名だが、日経平均先物オプション取引や外国為替取引の分析でも定評がある。

[当情報は情報提供を目的としており、当社取り扱い商品に係わる売買を勧誘するものではありません。内容は正確性、完全性に万全を期してはおりますが、これを保証するものではありません。また、当情報により生じた、いかなる損失・損害についても当社は責任を負いません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。]

(c)アイディーオー証券株式会社

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