【10月30日 AFP】国際通貨基金(International Monetary FundIMF)は29日、世界的な金融危機で資金繰りに行き詰まった、経済的に「健全な」国を支援するための新たな緊急融資制度を創設した。

 この短期金融融資制度は、「世界の金融市場において一時的な流動性懸念に直面している、健全な経済政策を実施している諸国」が対象とされ、IMF理事会によって承認された。

 IMFのドミニク・ストロスカーン(Dominique Strauss-Kahn)専務理事は、新融資制度について、これまで融資と政策調整の双方を必要とする国に集中してきたIMFの財政的支援の不足を補うものになるだろうと語った。(c)AFP/Veronica Smith