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「カカオ畑は男の聖域」のタブーに挑んだコートジボワールの女性たち

  • 2008年12月04日 12:19 発信地:ボコ/コートジボワール
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コートジボワールのボコ村(Boko)で、カカオ豆を収穫する女性(2008年10月18日撮影)。(c)AFP/ISSOUF SANOGO

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【12月4日 AFP】世界一のカカオ豆生産量・輸出量を誇る西アフリカのコートジボワール。この国のカカオ畑は、かつては男の聖域だったが、現在では多くの女性たちが家父長制という伝統を無視してカカオ豆の生産に従事している。

 首都アビジャンから西に200キロのところにあるボコ村(Boko)で、アガサ・バニ(Agathe Vanie)さんは2005年、「男はココア畑を所有して経済的に潤っているのに、女はみじめなまま」という状況を改善しようと、同国で初めてカカオ豆の女性生産者団体を立ち上げた。国からの補助金は一切受けずに、カカオ畑を作りたい女性たちを支援する。団体への加入者は、1000人近くにまで膨れあがっている。
 
 コートジボワールは、女性がココア畑を相続することも作ることも許されない家父長制がある国だ。バニさんは活動を始めるにあたって、こうした意識を変えるべく、村の長老たちの説得にあたった。女性も家計に貢献できること、そして生活費、食費などの出費増で家計が苦しくなっていることを説明した。だが、「許さん!女には畑を持つ権利も、わしらに命令する権利もない!」という厳しい答えが返ってきたという。

 それにもかかわらず、70代の女性クレメンティン・ガロ(Clementine Galo)さんは2ヘクタールのカカオ畑作りに挑戦し、どうにか軌道に乗せることができた。「夫にも見捨てられたわたしが、残された人生を過ごすのに必要なお金を得るには、この畑しかありません」とガロさんは言う。

 ガロさんの友人のアンリエット・ネザ(Henriette Gneza)さんは、20ヘクタールの畑を持っている。昨年は10トンを収穫でき、2人の子どもたちを学校にやることができた。カカオ豆の高騰が予想されるため、今年はもっと稼げそうだという。

 同団体の職員は、「こうした活動は女性の経済的自立を助け、特に地方での貧困撲滅に貢献できる」としている。 

 国連開発計画(United Nations Development ProgrammeUNDP)の報告書によると、2007年の同国の貧困率は国内人口の43%。内戦が勃発した2002年当時から3-4%上昇した。

 バニさんは、団体の活動を拡大して、コーヒー豆とカカオ豆の女性生産者の連合を形成したいと考えている。

 最初はかたくなだった村の長老たちも、プロジェクトへの理解を示し始めている。ある長老は次のように話してくれた。「プロジェクトは女性の解放にもつながるし、賛成だね。都会では女も家計を支えているという。村でもそうなったっていいじゃないか?」(c)AFP/Christophe Koffi

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