【10月15日 AFP】米政府は14日、世界的な信用危機の緩和策として、金融機関への数十億ドルの資本注入を発表したが、不安定な株式市場の救済にはほとんど効果がないとみられている。

 米政府は経営が悪化した金融機関へ最大2500億ドル(約25兆3000億円)を資本注入する。世界的な信用喪失への対応として、信用の流れを回復させるために新しい保証制度も導入する。

 資本注入の対象となるのはシティグループ(Citigroup)、JPモルガン・チェース(JPMorgan Chase)、ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)など金融大手9社で、新たな資本注入と引き換えに政府に利益を還元することで合意した。(c)AFP