【10月10日 AFP】(一部更新)10日の世界各地の株式市場は、前日のニューヨーク(New York)株式市場の急落をうけ、東京からロンドンまで軒並み続落。1929年の大恐慌以来、最悪の様相を見せつつある世界的金融危機に、各国首脳の対応策が求められている。

 9日のニューヨーク株式市場では、ダウ工業株30種平均(Dow Jones Industrial Average)が5年来の最安値を記録。ワシントンD.C.(Washington D.C.)で開かれる先進7か国財務相・中央銀行総裁会議(G7)で、対応策が協議されることは必須だ。

 10日朝方のロンドン(London)市場は、FTSE 100種総合株価指数が9%を超える急落。パリ(Paris)市場のCAC40種指数は8.83%安、フランクフルト(Frankfurt)市場のドイツ株式指数(DAX)も10%以上、下落している。

 イタリアの金融当局は10日、国内で上場されている全ての株式の空売りを10月末まで禁止すると発表した。(c)AFP