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【10月9日 IDO Securities】主要6ヶ国中銀(Fed、ECB、BoE、SNB、BoC、リクスバンク)は協調利下げを実施し、共同声明を発表。いずれの中銀も政策金利を50bp引き下げた。日銀は利下げを実施しなかったが、協調利下げを支持する声明を発表。このほか中国、アラブ首長国連邦(UAE)も同じ時間に利下げを発表。一部新興国も協調に加わり欧米と合わせ10ヶ国・地域による異例の世界同時利下げになった。米欧協調利下げは米同時テロが起きた2001年9月以来だが、これだけ広範な中央銀行が一斉利下げに踏み切るのは前例がないものの、NY株式市場は、協調利下げを好感して買いが優勢となる場面もあったが、金融システムへの強い不安を背景とした売りに押され、大幅安で終えた。米株式市場の先行きに対する投資家の不安心理を示す指標として知られるシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー指数(VIX)も、世界同時株安が続いたことを背景に、前日終値比7%高の57.53で終了、3日連続で終値ベースの高値を更新している。
3月にドル円が100円を割り込んだ際は、短期間で底打ち、その後円安基調に転じたが、今回は(1)リスク回避姿勢が3月当時よりも強い、(2)円安の一因となっていた本邦個人投資家による対外資産投資が期待できない、(3)Fedの利下げが前倒しとなったことで、金利面からのドル円の下落圧力は高まっていく。などから、3月以降の展開とは異なる可能性が高いと見る。
ただし、NY株式市場においてメリマンの重要変化日が、10月8日~10日、一目均衡表の雲のねじれが15日の満月前後である事を考慮すると、短期的な一服感が、そろそろ出ても良い時間帯ではある。
(投資情報部 菊川弘之)
NPO法人日本テクニカルアナリスト協会検定会員(CFTe)ラジオNIKKEI(加藤ゆり(ミス東大)の経済教室)をはじめ、時事通信等でアナリストの目、テクニカル分析情報を掲載。ブルームバーグTV、日経CNBCなど多数のメディアにも出演中。商品先物関係のアナリストとして著名だが、日経平均先物オプション取引や外国為替取引の分析でも定評がある。
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