【10月8日 AFP】米連邦準備制度理事会(FRB)、欧州中央銀行(ECB)など主要6カ国の中央銀行は8日、世界的な金融危機に対処するため、0.5%の協調利下げに踏み切ると発表した。同日、英政府は大規模な国内銀行救済策を発表している。

 協調利下げするのはFRB、ECBのほか、英イングランド銀行(Bank of England)、スイス国立銀行(SNB)、カナダ中銀(Bank of Canada)、スウェーデン中銀(Riksbanken)の6中銀。

 6行は共同声明で「流動性の供給など前例のない協調介入で、金融市場の緊張を緩和する」と強調した。また、金融ひっ迫状態により需要が下がったことから、原油などの商品相場のインフレ圧力も軽減されつつあり、「国際的な金融緩和は一定保証された」としている。

 日銀は6行の協調に対し「強い支持」を表明したが、利下げには加わらなかった。(c)AFP/Ben Perry