【9月30日 AFP】(一部更新)米国発の金融不安の影響を受ける欧州で、救済措置として64億ユーロ(約9620億円)の公的資金注入を受けることになった仏ベルギー系大手金融グループ、デクシア(Dexia)のピエール・リシャール(Pierre Richard)会長とアクセル・ミラー(Axel Miller)最高経営責任者が30日、辞任した。

 29日、デクシアの株価は30%近く下落。フランス、ベルギー、ルクセンブルクの3か国政府は翌30日、資本注入を行う方向で合意していた。

 同グループの発表によると「今回の金融危機と、デクシア・グループへのその影響から導かれた結論」として、リシャール会長、ミラー最高経営責任者は共に辞任を表明した。(c)AFP