【9月23日 AFP】野村ホールディングス(Nomura Holdings)は22日、経営破たんした米証券大手リーマン・ブラザーズ(Lehman Brothers)のアジア部門を買収することで合意したと発表した。野村は、リーマンのアジア部門の全社員3000人の雇用も継続する方針だという。

 金銭面での条件は明らかにされていないが、米ウォールストリート・ジャーナル(Wall Street Journal)紙アジア版は、買収額は2億2500万ドル(約240億円)に上ると報じている。

 リーマンのアジア部門買収に関しては、野村のほかにも英銀大手のスタンダード・チャータード(Standard Chartered)、同バークレイズ(Barclays)銀行も名乗りを上げていた。

 バークレズ銀行は、リーマンの投資銀行部門や資産運用部門など米国の主要事業を総額17億5000万ドル(約1900億円)で買収することで合意している。対象部門の社員は約9000人で、ニューヨーク(New York)マンハッタン(Manhattan)にあるリーマンの本社ビルなども含まれるという。(c)AFP