【9月11日 AFP】10日のニューヨーク外国為替市場は、ユーロが約1年ぶりに1ユーロ=1.40ドルを下回った。ユーロ圏の景気後退入りへの懸念および原油価格の下落が背景にあると見られる。

 一時は1ユーロが1.3964ドルと、2007年9月20日以来の低水準となったが、その後1.3976ドルにやや持ち直した。

 欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会(European Commission)は同日、2008年のユーロ圏15か国の経済成長率見通しを、4月に発表した1.7%から1.3%に下方修正すると発表した。

 世界的な景気減速のなかでの原油価格の下落もユーロ安の材料となった。(c)AFP