【9月5日 AFP】5日の東京株式市場は、米国株の急落が嫌気され日経平均株価が大幅続落、前日比319円05銭安の1万2238円61銭で午前の取引を終えた。より広範な値動きを示す東証株価指数(TOPIX)も同30.54ポイント(2.54%)下げて1171.11となった。

 また、東京外国為替市場も前日の海外市場の流れを引き継ぎ、ユーロが続落。対ドルで2007年10月以来の最安値となる1ユーロ=1.4280ドルまで下落した。

 一方の円は続伸し、1ドル=107円前後、1ユーロ=153円前後で取り引きされている。早朝のシドニー市場では、一時1ドル=105円67銭をつける場面もあった。

 欧州中央銀行(European Central BankECB)が4日にユーロ圏の2008年と09年の経済成長見通しを下方修正したことに加え、米雇用情勢の悪化から米経済の大黒柱である消費が冷え込む懸念が生じ、投資家心理を圧迫。4日のニューヨーク市場はダウ工業株30種平均(Dow Jones Industrial Average)の終値は、前日比2.99%安の1万1188ドル23セントと、7月下旬以来の安値をつけた。(c)AFP