シンガポールで開催された東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)の会合で掲げられたASEAN旗と加盟各国の国旗(2008年7月23日撮影)。(c)AFP/ROMEO GACAD
【8月29日 AFP】東南アジア諸国連合(ASEAN)は28日、インド、オーストラリア、ニュージーランドと自由貿易協定(FTA)締結で合意したと発表した。日本、中国、韓国とはすでにFTAを締結しており、広大なアジア経済圏の設立に向け、アジア太平洋地域の主要経済国すべてと2国間ベースの協定が整った。
ASEAN各国は今回のFTA合意について、アジア太平洋の多様な市場を結びつける重要な前進だと歓迎。2009年までに域内主要国とのFTA締結を完了した上で、個別のFTAの統合を進めたいとしている。インドと中国が台頭する中で競争力を維持するためにも、2015年までには域内を包括するFTAを実現し、単一の市場と製造拠点を設立したい考えだ。
ASEANのスリン・ピッスワン(Surin Pitsuwan)事務局長は、今回のFTA締結で、難航している世界貿易機関(WTO)の新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)にも勢いを与えたいと期待を見せた。
一方で、ドーハ・ラウンドが難航していることから、ASEANが推し進めるような域内のFTA締結交渉に弾みが付き、大規模なアジア広域自由経済圏の創設につながる可能性も指摘されている。(c)AFP/Martin Abbugao