【8月21日 AFP】財務省が21日発表した7月の貿易統計で、日本の輸出額から輸入額を差し引いた貿易黒字は、前年同月比86.6%減の911億円で5か月連続の減少となった。

 原油価格の高騰でエネルギーの輸入コストが増えたため。輸入額は18.2%増の7兆5400億円で、7兆6300億円となった輸出額の伸び率8.1%を上回った。

 輸出相手国では、アジア向けが7月としては過去最高の3兆8600億円、12.7%増を記録。なかでも中国向けは16.8%伸び、過去最高額1兆2900億円となった。一方、米国向けは減少を続けており、11.5%減の1兆2800億円だった。(c)AFP