【8月11日 AFP】ヘンリー・ポールソン(Henry Paulson)米財務長官は、10日に北京(Beijing)から放送された米テレビ局NBCとのインタビューで、米住宅市場は今年後半も引き続き不振が続くとの見方を示す一方、次期米大統領の下で財務長官を務める意志はないことを明らかにした。

 ポールソン長官は、経営が悪化した米連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ、Fannie Mae)および米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック、Freddie Mac)に対する公的資金の注入は計画していないとあらためて強調し、資本市場の管理強化を目的とした新たな規制についての説明を行った。

 また、次期米大統領が、共和党のジョン・マケイン(John McCain)上院議員になろうと民主党のバラク・オバマ(Barack Obama)上院議員になろうと、「次期財務長官と協力して、円滑な移行が可能になるようできる限りのことを行う」と語った。(c)AFP