中国・北京(Beijing)の証券会社で、人民元の預金を勧める地方銀行の広告の前を歩く投資家(2007年12月6日撮影)。(c)AFP/TEH ENG KOON
【8月11日 AFP】北京五輪に沸く中国で、上昇を続けてきた人民元が期待に反して足踏み状態にある。人民元は過去9営業日連続で対米ドルで下落しており、人民元高は中国が経済大国として成長する上で避けられない結果だという従来の見解に疑問を投げかけている。
8日の人民元相場は、7月16日に記録した最高値、1元=6.8113ドルから約0.7%安となる1元=6.8588ドルで取り引きを終えている。市場では人民元の下落は短期的なものではないとする見方が強まっている。
中国国家統計局(National Bureau of Statistics、NBS)が今月初めに発表した統計によると、中国経済の成長率は、2007年通期が11.9%だったのに対し、08年上半期は10.4%、第2四半期は10.1%にとどまっている。
消費者物価指数も、2月には12年ぶりの高水準となる前年同月比8.7%増を記録していたが、6月には同7.1%増に落ち着いている。
一方、08年の上半期の中国の貿易黒字は前年同期比で約12%下落しており、世界経済の減速による影響を受けている中国の輸出部門にとって、人民元の下落が救いとなる可能性もある。(c)AFP/Joan Feng
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