【9月24日 IDO Securities】日本の休場中の海外市場は、大荒れの月曜日、様子見の火曜日となった。本邦大手金融機関が米大手証券会社に出資との報道を受け、ドル円は一時106円台後半に反発したが、NYダウが大幅下落、原油価格が一時130ドル、金価格も900ドルまで大幅に上昇する中、ドルは主要通貨に対して全般的に下落となった。昨晩は、米政府の金融安定化策の議会通過が遅れるとの懸念が高まり、NYダウが下落に転じると、円は主要通貨に対して上昇。本邦個人投資家の対外資産投資意欲が減退している兆候が見られることも、円にとって強気要因となっている。
NY原油は、一時130ドルまで値を飛ばした後、急反落するなど、過去にない変動の高い相場付きとなっている。NY株式市場は連日の下げとなっているが、ゴールドマンサックスがバークシャーハザウエイから増資を受けることを発表(永久優先株を50億ドルに普通株25億ドル、さらに今後数年内で110ドル(1株あたり)で購入できる権利を有する)を受け、先物は時間外で大幅高。金融市場の動揺が収まっていない(VIXインデックス、スワップ・スプレッドなどは依然として高い水準)ことから、市場の落ち着きが出るまでは、各市場・各銘柄ともに上下に荒い展開となる事が予想され、乱高下に振り回されないよう注意したい。
ユーロ圏の9月製造業PMI、ベルギーの9月BNBサーベイはいずれも予想よりも弱い結果(前者は2001年12月、後者は2003年7月以来の低水準)で、今晩発表される独9月Ifo景況感指数の下振れリスクを示唆している。本日は、米8月中古住宅販売も要注目。
(投資情報部 菊川弘之)
NPO法人日本テクニカルアナリスト協会検定会員(CFTe)ラジオNIKKEI(加藤ゆり(ミス東大)の経済教室)をはじめ、時事通信等でアナリストの目、テクニカル分析情報を掲載。ブルームバーグTV、日経CNBCなど多数のメディアにも出演中。商品先物関係のアナリストとして著名だが、日経平均先物オプション取引や外国為替取引の分析でも定評がある。
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