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『エマージング売り・円買戻し』

  • 2008年09月05日 16:49 発信地:東京
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エマージング下落(C)Oval Next Corp.

【9月5日 IDO Securities】昨晩は『円全面高』の展開となり、一時ドル円は105円台へ。トリシェECB総裁発言はタカ派的だったがユーロ上昇には繋がらず、ユーロドルは米非製造業ISMの事前予想より強い結果を受けて、大きく下落。また、ここにきてエマージング通貨の下落が目立っており、『エマージング売り・円買戻し』の様相となっている。円キャリー活発期(2005年~2007年半ば)の残存ポジションの巻き戻しがなされている模様で、エマージング市場の株式・債券・通貨下落が続くようなら、円の買戻しによる円高要因となるだろう。
 ECBは事前予想通り政策金利を4.25%に据え置き。レートアナウンスメント後の会見で、トリシェ総裁はインフレの二次的な影響を避ける必要性を強調し、インフレ期待がECBが予想していたほどには低下していないことに対して警戒感を示した。BOEも予想通り政策金利を据え置き。
 8月ADP全米雇用報告によると、民間部門の非農業部門雇用者数は3.3万人減少。今晩の米雇用統計がマーケットの注目ポイントだが、非農業部門雇用者数についての市場コンセンサスは、-7.5万人。ADP全米雇用報告は非農業部門雇用者数よりも強めに出る傾向があることから、非農業部門雇用者数が、市場コンセンサスよりも弱気となる可能性も。世界的な景気後退懸念から、「リスク回避姿勢」の動きが強まる可能性にも留意したい。

(投資情報部 菊川弘之)
NPO法人日本テクニカルアナリスト協会検定会員(CFTe)ラジオNIKKEI(加藤ゆり(ミス東大)の経済教室)をはじめ、時事通信等でアナリストの目、テクニカル分析情報を掲載。ブルームバーグTV、日経CNBCなど多数のメディアにも出演中。商品先物関係のアナリストとして著名だが、日経平均先物オプション取引や外国為替取引の分析でも定評がある。

[当情報は情報提供を目的としており、当社取り扱い商品に係わる売買を勧誘するものではありません。内容は正確性、完全性に万全を期してはおりますが、これを保証するものではありません。また、当情報により生じた、いかなる損失・損害についても当社は責任を負いません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。]

(c)アイディーオー証券株式会社

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