【7月31日 AFP】ジンバブエ中央銀行は30日、8月1日から100億ジンバブエ・ドルを1ジンバブエ・ドルとするデノミ(通貨呼称単位の変更)を行い、ゼロを10けた取った新紙幣を発行すると発表した。この措置に伴い、220万%という記録的なハイパーインフレで価値を失っている硬貨の使用も奨励する。

 ジンバブエは深刻な現金不足に対応するため、7月21日に新たに1000億ジンバブエ・ドル札を発行したばかり。今年1月に1000万ジンバブエ・ドル札を発行して以来、4月に5000万ジンバブエ・ドル札、5月に1億ジンバブエ・ドル札と2億5000万ジンバブエ・ドル札、さらに50億、250億、500億ジンバブエ・ドル札と立て続けに高額紙幣の発行を重ねてきた。

 30日現在、首都ハラレ(Harare)でのパン1斤の販売価格は2000億ジンバブエ・ドルとなっている。(c)AFP/Susan Njanji