【7月21日 AFP】米インターネット検索大手ヤフー(Yahoo)は21日、米マイクロソフト(Microsoft)による買収を拒否した同社の現経営陣追放を求めていた米著名投資家カール・アイカーン(Carl Icahn)氏と和解し、同氏を取締役として迎えると発表した。

 ヤフー側の発表によると、アイカーン氏は8月1日の株主総会で予定していた取締役候補の推薦を取りやめ、またヤフーに取締役として加わることで合意した。アイカーン氏はヤフー株の約5%を所有している。

 アイカーン氏は声明で「今回の和解に非常に喜んでいる。ヤフーの取締役会および経営陣チームと連携して、同社の可能性を最大限発揮する力となることが許された」と述べた。

 1日の株主総会では、現取締役9人のうち8人が再選を目指して出馬する。またこの総会から取締役枠が11人に拡大され、アイカーン氏も新たに就任する。取締役任命委員会は残る2枠を、アイカーン氏が推薦する9人の候補者の中から選出する予定だ。(c)AFP