【7月17日 AFP】米連邦準備制度理事会(Federal Reserve BoardFRB)のベン・バーナンキ(Ben Bernanke)議長は16日、下院金融サービス委員会(House Financial Services Committee)で証言し、経営難に陥っている米連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ、Fannie Mae)および米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック、Freddie Mac)は「破たんの危機はない」との見解を示した。これを受けて両社の株価は上昇、金融危機拡大の懸念が緩和された。

 金融株も反発し、世界的な金融システムの破綻(はたん)への懸念が弱まった。ファニーメイ株は31%高い9.25ドル、フレディマックは29.8%高い6.83ドルまで回復した。しかし両方とも今年に入って75%以上値を下げている。(c)AFP/Rob Lever