【6月27日 AFP】米大手菓子メーカー「マーズ(Mars)」は26日、IBMと共同でチョコレートの主原料であるカカオの研究に着手、ゲノムの解析を進めると発表した。米農務省の研究者も協力するこの取り組みにより、いっそう生命力の強いカカオの木の栽培につながる可能性もあるという。
マーズによると、研究は5年計画の予定。旧来の栽培方法からの効率向上を目指すと同時に、最終的にはカカオの木の品種改良・高品質カカオの収穫を達成する。成功すれば全世界で650万人以上の農業従事者に収入増などの恩恵をもたらし、全市場にチョコレートの継続供給が可能になる。
カカオは約70%がアフリカで栽培されており、米国内で栽培例はない。研究により、海外の農業従事者は害虫や病気に強いより健全な木を栽培できるようになる。
マーズは研究結果を「Public Intellectual Property Resource for Agriculture(PIPRA、農業についての公的知財リソース)」を通じて無料提供。人道的な農業革新や小規模の商業プロジェクトを支援したいとしている。
また、研究成果を活用し、収穫量の増加に貢献する遺伝形質を特定できるだろうとしている。
IBMリサーチシステム担当バイスプレジデントのマーク・ディーン(Mark Dean)氏は、「アフリカをはじめとした新興市場で農村支援を目指したい」と抱負を語った。(c)AFP
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