【6月13日 AFP】米商務省が12日発表した5月の米小売売上高は、ガソリンなどの売り上げが伸び、予想を上回る前月比1.0%増の約3854億ドル(約41兆円)となった。

 消費者によるガソリン支出は燃料費高騰のあおりを受けた。

 変動の大きい自動車関連を除いた売上高は前月比1.2%増で、前年11月以来最大の伸びとなった。

 小売売上高が伸びた背景には、景気対策として全米で数百万人に対し実施された総額1680億ドル(18兆円)の戻し減税の効果があるとみられる。ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領は経済成長の重要な指標である個人消費の促進を狙っている。

 主な売上高の伸びは、ガソリンが前月比2.6%増、建築材や園芸用品が2.4%増、一般販売店で1.2%増となった。(c)AFP